外国語を話す時の「大変さ」を体感する方法!
- Mie Tanaka Faucher
- 8 juil. 2020
- 3 min de lecture
何を考えながら外国語を話していますか。
今回は特に日本人の方にも読んで欲しいブログです!

第一言語(母国語)で話す時、私達は話す内容を考えながら瞬時に言葉にしています。
話す相手が初対面だったり、仕事の面接だったり、大勢の前でスピーチをする時などは緊張するかも知れませんが、家族や知人と日常会話をする時に、特にストレスを感じることはありません。逆に会話をすることで楽しくなったり、ストレスを解消したりすることも出来ます。
時々、日本語しか話さない人が学習者の日本語の間違いに対して厳しいことを言ったりすることがあります。
それは語学習得の苦労を知らないからかもしれません。
習得過程の言語を話す時には、話す内容はもちろんのこと、文法なども考えなければなりません。
例えば日本人がフランス語を話す場合、主語と主語と自制に合わせた動詞の活用、名詞、形容詞の性数、語順や前置詞や慣用句など、他にも色々ありますが、考えながら話さないといけないので、大変です。いつも使っている言い回しや会話の内容ならば大丈夫かもしれませんが、慣れて自然に出てくるようになるには時間がかかります。
フランス語が第一言語の人にはその大変さは理解出来ません。
思い出すとしたら、子供の頃、動詞の活用を覚えた時の頃まで戻らないと分からないかもしれません。

日本人が学習中の別の言語のルールを考えながら外国語を話すのと同様に、日本語の学習者の皆さんは自分の第一言語と異なる日本語の文法の法則を考えながら話しています。
それぞれルールが違うので、得意なところと苦手なところが違います。
どんな感覚だと思いますか。
日本語、母語話者の方に試して欲しいのですが、日本語を英語の語順で話してみて欲しいのです。
通常、日本語はS(主語)O(目的語) V(動詞)の語順です。
例:(私は)友達の家に 行きます。
日本語は動詞は一番最後に来ますがそれを主語の次にします。
S(主語)V(動詞)O(目的語)の順番にしてみてください。
例:私は 行きます 友達の家に
この要領で、2〜3分誰かと会話をしてみてください。
結構面倒で、もどかしく感じます。
これは日本語教師のオープンクラスで、以前体感したゲームなのですが、語順を変えての自己紹介を初対面の人と行いました。その時、大変なんだなぁと改めて実感しました。
語順を変えただけで感じるストレス、初級学習者だったら、更に単語も覚えたばかりなので、なおさらです。
寛容にならないと!!と思いました!
言語は手段(ツール)なので、究極的には通じればいいのです。
日本人の皆さま、身近に日本語の学習者の方がいらっしゃったら、温かく見守ってください!!
学習者の皆さま、困った時には、自分の知っている最大限の単語を並べて、取り敢えず話してみてください!!失敗した方が、記憶に残ります!!









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